舞鶴引揚記念館の資料が世界記録遺産に
15/10/15
10月10日に発表された国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に新たに京都の資料が2件登録されました。
正式登録されたのは東寺百合文書とシベリア抑留と引き揚げ関連資料です。
シベリア抑留と引き揚げ関連資料の正式名は「舞鶴への生還 1945~1956 シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録」ということですが、具体的には9月28日にリニューアルオープンした舞鶴引揚記念館所蔵の570点がそれにあたります。
出版センターから戦後60年の機に発行した『裂かれた大地 京都満州開拓民 記録なき歴史』には、終戦直前、「第二の京都をつくる」を旗印に満州へ渡った平安郷開拓団の生存者を取材し、その「命の記憶」を紡ぎ合わせて明らかにした戦争の真実がつまっています。
戦後70年の節目にこのつらい記憶を失わないために、ぜひ世界記憶遺産登録の機会にご一読ください。