精霊迎え 六道まいり
15/08/05
京都では、盂蘭盆(うらぼん)の前夜にあたる8月7日〜10日の期間において、精霊を迎えるために珍皇寺に参詣する「六道まいり」という風習があります。
平安時代に珍皇寺のあたりが、墓所の鳥辺山の麓で、俗に六道の辻と呼ばれた京の東の葬送の地であったことより、お盆には冥土から帰ってくる精霊たちが、必ずここを通る口と信じられていました。
また、珍皇寺の鐘は、毎年盂蘭盆にあたって精霊を迎えるために撞くので「迎え鐘」と呼ばれています。この鐘は、古来よりその音響が十萬億土の冥土にまでとどくと信じられ、亡者はそのひびきに応じてこの世に呼びよせられると言われていました。
今年も8月7日(金)~8月10日(月)の4日間、この行事が開催されています。是非、この機会に足をお運びください。