漱石没後100年
16/08/29
今年は夏目漱石(1867-1916年)没後100年に当たります。
文化センターでは「『吾輩は猫である』からのメッセージ」と題して作品に出てくる絵画に関する講座を開催します。
漱石が作家として世に出るきっかけになった『吾輩は猫である』(1905-06年発表)。子供の読書に推薦される作品ですが、学者・漱石の深い教養の泉から湧き出した、子供には読みこなせない作品です。作品では東西の芸術、文学の教養があちらこちらに引用されていますが、この講座ではとくにイメージに注目して『猫』を読み直します。
たとえば美学者の友人が知ったかぶりの猫の主人をからかうのに、フィレンツェ派の盛期ルネサンスの画家アンドレア・デル・サルトや、巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチを引き合いに出す場面がありますが、そんなとき、どんな絵をイメージしておけばいいのでしょうか?
講座では読解に役立つカラー資料をご用意して、皆様のお越しをお待ちしております。
【没後100年漱石「『吾輩は猫である』からのメッセージ」】
■講師/立命館大学非常勤講師 門屋 秀一
■日 時/9月21日(水)15時30分~17時
■受講料/2,160円
■教材費/250円(講師作成カラー教材予定)
お申込み・お問合せ(事前予約が必要です)
☎075(213)8141 京都新聞文化センター
≪電話受付時間≫月曜日~土曜日9時30分~17時30分(日曜日・祝日はお休み)