869(貞観11)年、天変地異や疫病の流行を治めて全国の平安を祈願するために、神泉苑に66本の矛を立てて、祇園の神を祀りみこしを出しました。これが祇園祭の始まりとされます。 前祭・後祭に分かれて行われていた山鉾巡行が、1966年、合同で巡行されることになりました。しかし2014年に再び本来の姿に戻っています。2009年には国連教育科学文化遺産にも登録されました。 山鉾町に生まれ育ち、40余年にわたって祇園祭を撮り続けた写真家中田昭さんによる写真と文章が祇園祭の世界へといざないます。