自費出版

たどり来し道 最高最幸上気元

(だどりきしみち さいこうさいこうじょうきげん)

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書評
品川さんの『たどり来し道 最高最幸上気元』出版に際して、編集スタッフの一人として原稿を預かった時には、ご自分の生い立ちや、携わってこられた仕事の自慢話でも綴られているのだろうと軽く考え、加筆・修正を始めたのが正直な気持ちでした。
間もなく90歳になられる。記憶力の低下や文章にも誤りが多いだろうし、読み物として耐えられるのか、そんな心配をしながらページを繰るうちに、とんでもない思い違いだったことを知らされました。
幼少時代、京都府与謝郡の寒村で誕生して数年後には他家に預けられ、小学校では、からきしダメだった運動の一方で、年度初めに手にした教科書を全て読み終えて登校、「習ったことを忘れることが不思議だった」とさりげなく語ります。
世は太平洋戦争勃発直前の時。品川さんは次男であったことから、家業の都合と体作りのため小学校高等科を卒業。2年間、家業の農業に従事した。その後、京都府臨時職員として就職。かたわら、現在の府立洛北高校の前身である府立一中夜間中学、陸軍兵器学校、宮津高校定時制課程を卒業、さらに仕事と並行して立命館大学経済学部二部(夜間)に進学、経済社会の変革を見据えて、経営コンサルタントや中小企業診断士養成講座などで勉強に励むなど、後の戦後日本の中小企業経営者を導く基盤を築きました。
圧巻は、昭和38年に始まった中小企業診断士(工学部門)に合格し、登録と同時に折からの高度経済成長期に勃興する中小企業約90社(年間)の企業診断を一人で担当されたことでしょう。年間通しての利益管理と、満たなかった場合の問題点を従業員全員にオープンにし、即座に改善していく経営方針を徹底させ、数多くの中小企業の経営基盤を盤石にした功績は数知れません。
結びとなる品川さんの宗教観や、両親を含めた家族への温かい視線、早朝から自宅周辺や、足を延ばして宝ヶ池でのたった一人の清掃活動が、いつの間にか多くのボランティアの心に伝わっていく実践的教育法など、現代人が忘れようとしている事々を気づかせてくれます。
出版直後というのに、読まれた方々から「豊富な資料と的確な表現、激動の昭和を生き抜いてこられた足跡は、私たち後輩にとって良き指針となります」「人生どう生きるべきか、その意義を求めることの大切さ、その通りの素晴らしい人生を送られた1人の人間像が、多くの人々に感動と希望を与えてくれるでしょう」と、お手紙を寄せておられます。きっと、多くの人にとって据え置きの一冊となることでしょう。
元京都新聞文化部長 清原邦雄

定価 2,179円
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出版年月日 2016年03月16日
著作者 品川弥太男著
ページ数 144
判型 A5判
編集者コメント 《《こちらの書籍は著者発行物のためポイント対象外となります》》 《《こちらの書籍の送料は、購入するお客様のご負担とさせていただきます。定価は送料込の金額を表示しています》》 ※価格2,000円(税込+送料)
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